歯のガタガタは早い時期に治すことをおすすめします!
低年齢なら歯がガタガタになる原因から治すことができるからです。
永久歯が混み合って歯並びがガタガタになってしまうほどんどの原因はあごが小さいことです。
大きくなってしまうと原因から治すことができませんが、当院では低年齢から行う治療を行っておりますので、ぜひ早い時期にご相談ください。
歯がガタガタの治療に最適な開始時期は6才ごろです。7〜8才になると今すぐに治療を開始する必要があります。9〜11才になってしまった場合には少し違う方法になりますが、治療は可能ですのでなるべく早くご相談されることをおすすめしています。
お口(あご)が小さいことが原因で歯が生えきれず重なってしまうことが最大の原因です。
マウスピースを日中1時間と寝ている間つけるだけです
ガタガタ歯の治療に、マウスピースは非常に有効です。
家に帰ってから1時間と、寝る時だけつけます。
歯は、ほっぺたの筋肉と舌(ベロ)という筋肉の中立帯に並びます。
もし、舌(ベロ)の位置が悪いと、ほっぺたの筋肉が勝ってしまって歯が内側に押されてガタガタになるのです。
マウスピースには舌(ベロ)を収納するためのスペースがあり、舌は必ずそこに収納され良い位置に落ち着いていきます
舌の位置と、ほっぺたの筋肉を鍛えるので、アゴの骨格が良い方向に成長する。
寝る前にフッ素入りの歯みがきをした場合、マウスピースを付けていればフッ素が唾液で流れにくくなるので、高い虫歯予防の効果が得られます。
あいうべ体操は、舌の位置を改善し、口呼吸から鼻呼吸へと促してくれます。
マウスピースを使用中は、物理的に指がお口の中に入りませんので指しゃぶりを防げます。
お口(アゴ)を具体的に物理的に大きくします。
最適な治療法は専門医の診断になります。
アゴを大きくするだけで、歯並びがキレイになり矯正治療が終了することもありますが、よりキレイにしたいとか凄くキレイにしたい場合は2期治療という治療に移行します。
2期治療では、11〜13才で永久歯が生えそろってから、ワイヤーを付けて歯並びを完全にキレイにします。
上あごは急速拡大装置、下あごはリンガルアーチという装置を使って骨格を大きくします。
完全固定式なので、子供さん自身では外すことができず、 上あごが大きくなります。
(注意:骨格を大きくしてもお顔は大きくなりませんのでご安心ください)
▲上あごの場合(急速拡大装置)
▲下あごの場合(リンガルアーチ)
急速拡大装置の真ん中のネジを1日1回まわします。
そうすることで、徐々にあごの骨が広がり、本来の正しい大きさになります。
上あごの骨は左右2枚の骨からできており、正中縫合というつなぎ目があります。
子供さんは、まだこのつなぎ目がまだしっかりひっついてない為、このつなぎ目を広げることができます。広がったつなぎ目には新しい骨ができて、上あごが大きくなる訳です。
そして、上あごが大きくなることによって、歯並びも良くなります。
下あごは、上あごが大きくなってから広げます。上あごが大きくならないと下あごは広げられません。
下あごは上あごが大きくなるだけでも、ある程度勝手に大きくなりますが、図のような装置(リンガルアーチ)を入れて積極的に拡大します。
装置に付いてるワイヤーの弾力でアゴを広げていきます。
プレートという取り外し式の装置を使います。
プレートについているネジを回して幅を広げることで、あごの横幅も押し広げられます。
(注意:あごを大きくしてもお顔は大きくなりませんのでご安心ください)
プレートを夜間などのお家にいる間、1日12時間〜15時間装着します。
治療期間はおおむね2〜3年で、乳歯から永久歯に正しい位置に生え変わるようにしていく治療方法が取り外し式装置を使う矯正です。 永久歯が生えそろうまで(12才前後)フォローします。
また、必要があれば永久歯が生えそろってから短期間ワイヤーを入れると歯並びはより綺麗になります。
永久歯が生えそろった後は、大人の矯正治療で歯のガタガタを治します。